慢性呼吸不全

酸素が十分取り込めない状態（呼吸不全）が1ヶ月以上持続した状態を指します。酸素がたりないため酸素投与が常に必要となりますが、病状としては悪いものの安定した状態となっているため、在宅酸素療法を行うなどして日常生活を送ることは可能です。酸素投与が行われない場合は、心臓に負担がかかり、肺性心という状態となってしまいます。 様々な肺疾患の進行によるものの他、心疾患や悪性腫瘍の進行で起こります。元々の病気の進行や、肺炎などの感染症の合併により病状が悪化すると必要な酸素投与量が増えたりして入院が必要となったり、時には命に関わることがあります。