症状と考えられる病気

睡眠時無呼吸症候群

寝ている間に呼吸が止まったり(無呼吸)、あるいは呼吸が弱くなって酸素の取り込みが一定水準以下となる(低呼吸)になる状態と指します。主に喉などが閉塞する事によって起こる場合(閉塞型)と、脳から呼吸の刺激がでない場合(中枢型)の二つに大きく分かれます。無呼吸によりおきたときの頭痛や昼間の強い眠気、寝ているときのいびきがひどくなるなどの症状が出ますが、放っておくと薬の効きにくい高血圧や心疾患、あるいは突然死の原因になるなどの怖い状態となることがあります。人口の数%にみられるともいわれます。 診断は血液中の酸素濃度の低下などを測定し無呼吸の程度をみる簡易検査と、脳波、心電図も含めた睡眠ポリグラフ検査(PSG)があります。簡易検査は自宅でも可能ですが、PSGは入院して行います。 治療は閉塞型は睡眠時に鼻マスクをつけて気道に圧を持続的に掛けて空気の通り道を確保するCPAP(シーパップ)療法を、中枢型は呼吸を補助するASV療法を行います。どちらも睡眠時に鼻マスクを装着して行います。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群