呼吸器・アレルギー疾患に対する診療、また内科慢性疾患(高血圧・糖尿病・脂質異常症など)に対する診療を通して、患者さんおよびその家族、さらには地域の皆さんが幸せとなることを目標とします。
来院される方々だけでなく、職員も幸せとなるクリニックを目指します。
専門クリニックとして、外来にて診断・治療可能なあらゆる呼吸器・アレルギー疾患の診療を行います。内視鏡などの精密検査や入院加療が必要と判断した場合は、市立四日市病院や三重県立総合医療センターなどに紹介を行います。
内科慢性疾患の診断・治療を行います。必要に応じて病診連携・あるいは診診連携を通して専門医への紹介を行います。
疾患の予防・早期発見という観点から、ワクチン接種や禁煙治療、検診を行います。特に呼吸器疾患に関しては、肺ドック(低線量CTスキャン+肺機能検査)を行い、早期発見に努めます。
診療にあたっては、各種診療ガイドラインなどをもとに、あくまで個々の患者さんにとって最もよいと考えられる医療を提供します。患者さんに十分な説明を行い、理解を得るよう努めます。
このたび多くの方からご支援・御協力を賜り、四日市高角町に三重呼吸器アレルギー内科クリニックを開院させていただきました。北勢地区では数少ない呼吸器・アレルギー疾患の専門クリニックとして診療を行います。また総合内科専門医として内科疾患全般を診療するかかりつけ医の役割も担いたいと考えております。
スタッフと共に、受診された皆さんのお役に立てるよう懸命に取り組んでいきます。
院長 伊藤 源士
1971年(昭和46年) | 員弁郡大安町(現在のいなべ市)生まれ |
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1987年(昭和62年) | 大安中学校卒業 |
1990年(平成2年) | 暁高校卒業 |
1996年(平成8年) | 琉球大学医学部医学科卒業 名古屋掖済会病院研修医 |
1998年(平成10年) | 同 呼吸器科 |
2000年(平成12年) | 静岡済生会総合病院呼吸器内科 |
2001年(平成13年) | 名古屋大学大学院医学研究科入学 |
2005年(平成17年) | 同 修了(医博第1852号) 市立四日市病院呼吸器内科 |
2011年(平成23年) | 同 副部長 |
資格 |
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所属学会 |
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呼吸器疾患の診断には欠かせない検査です。
病変の詳しい状態はCTの方がわかりやすいですが、CTでは一回の放射線照射量がどうしても増えてしまうため、肺炎などにおける治療効果の判定や所見の変化を追っていくのには適している検査です。
当院では富士フィルムのシステムを採用しております。
肺においてレントゲンでは分からないような早期がんをみつけたり、肺気腫の程度やその他疾患に於ける肺病変の拡がりなどを評価するためにおこないます。もちろん頭部や、腹部なども単純レントゲンでは分からないところまで検査が可能です。 当院では東芝の機械を導入し、より短時間での撮影、照射量の軽減に努めております。
胸の水(胸水)がたまった場合に水を抜く場所を決定したり、腹部臓器(肝臓や胆嚢、腎臓など)の異常、心臓の動きなどを評価する際に使用します。
当院では携帯型の機械(GE社Vscan Extend)を導入しております。
呼吸器の病気では、レントゲンやCTでわかる異常(画像での異常)の他、肺活量や一秒量(一気に吐く力)など機能的な異常をきたす病気があります。気管支喘息やCOPD、間質性肺炎の診断や経過観察には欠かせない検査です。
当院では、通常の肺活量や一秒量・一秒率に加えて、全肺気量や機能的残気量、拡散能などの測定が出来るPulmone社のMinibox+を導入しました。COPDや気管支喘息、間質性肺炎などの診断・経過観察に用います。
呼吸器の病気を診る上で呼吸機能検査は不可欠なものですが、思いっきり息を吐いたり吸ったり等患者さんの協力が必要な検査でもあります。呼吸抵抗の検査は空気の通りにくさ=呼吸抵抗を測定するのですが、通常の呼吸を行うだけで測定が可能なため、咳が多く通常の呼吸機能検査が難しいと思われる状態でも検査が可能です。
当院では、Chest社のMostgraph-02を用いて呼吸抵抗を測定しております。
この機械は肺活量や一秒量といった基本的な呼吸機能測定も可能です。
気管支にアレルギーによる炎症がある場合、呼気中の一酸化窒素(NO)が上昇します。特に気管支喘息の診断において力を発揮する検査です。当院ではChest社のNIOX VEROを導入しております。
喫煙をすると、吐く息(呼気)の中の一酸化炭素が増加します。診察時に測定することにより、直近に喫煙したかどうかが分かる検査で、禁煙治療における「うそ発見器」のようなものです。保険での禁煙治療において必須となっております。
動脈血での酸素や二酸化炭素の量、血液のpHなどをチェックします。呼吸不全の患者さんには不可欠の検査です。
白血球、赤血球、血小板の数を計ります。
肝機能、腎機能、電解質、蛋白、コレステロールや中性脂肪などを測定します。
CRPは体の中に炎症が存在する場合に上昇する蛋白で、感染症などで異常を示します。HbA1cは糖尿病の検査で、過去4週間における血糖のコントロール状況を反映します。当院では、これら2項目は同じ機械で測定を行います。
インフルエンザ、マイコプラズマなどの病原体感染を疑う場合に、鼻腔あるいは咽頭ぬぐい液を使用し抗原を検出する検査です。当院では富士フィルムのIMMNO AG1を導入しております。高感度のため、通常のキットでは陰性となるような発症早期のインフルエンザでも抗原を検出することが可能です。当院では2台導入しております。
尿蛋白、糖、潜血などを調べます。
不整脈を肇とした心臓の疾患を診断する基本的な検査です。当院は通常の12誘導心電図の他、入浴可能な24時間心電計を導入、必要に応じて検査を行います。
睡眠時無呼吸の診断・治療効果判定に使用します。就寝時に装着し検査を行います。この検査で1時間当たり40回以上の無呼吸が見られる場合は、重症睡眠時無呼吸症候群として経鼻気道持続陽圧療法(CPAP)を導入することとなります。20〜40回の場合は、入院下での睡眠ポリグラフィー検査を行うことになります。
胸部レントゲン所見の見落としを防ぐ目的で画像をAIにて自動解析し異常の疑われる部位をマーキングするシステムを導入しております。(FUJIFILM社製のCXR-AID, EX-mobile)
結節・腫瘤影、浸潤影、気胸が疑われる領域を検出しマーキング。その領域を医師が再確認することで、見落し防止を支援します。撮影直後に処理が自動で行われるため、すぐに結果を確認できます。